太子堂
めいしょう
たいしどう
名称
太子堂
指定種目
市指定 有形文化財
指定年月日
平成29年2月27日
文化財種類
建造物
時代
江戸時代
所在地
洲本市上内膳1207<外部リンク>
所有者
蓮光寺
管理者
蓮光寺
概要
元は龍宝院にあった塔で、蓮光寺の記録によると明和8(1771)年に建立されたとされます。『堅磐草』には、「近世の諸職人力を戮せ一洲の工匠寝食を忘れて妙工を争い禽獣花木の彫刻の善美を尽くせり」と記されています。
龍宝院は、明治の神仏分離令により廃寺となり、この太子堂も破却される運命にありましたが、明治5年(1872)、蓮光寺の住職の願いで解体移築されました。
解体移築されていますが、建立後245年を超える、淡路島内でも数少ない塔婆建物です。当時の職人が一堂に会し、寝食を忘れて彫られた彫刻は特に素晴らしく、また職人の遊び心も垣間見える傑作です。