八衢神社の梵鐘
めいしょう
やちまたじんじゃぼんしょう
名称
八衢神社梵鐘
指定種目
県指定 重要有形文化財
指定年月日
昭和46年4月1日
文化財種類
工芸品
時代
南北朝時代
所在地
洲本市上堺1995-1<外部リンク>
所有者
上堺町内会
管理者
上堺町内会
概要
地元では河内神社の名称で親しまれています。この梵鐘には銘文が刻まれており、南北朝時代の永和5年(1379年)に河内国八上郡金田宮三所大明神(大阪府堺市)に奉納されたものです。しかし永徳3年(1383年)には京都の仏心寺に移され、そこでも銘文が刻まれています。その後の経過は不明ですが、江戸時代後期の天保8年(1837年)に淡路上堺村の農家の庭で掘り出され、八衢神社に奉納されました。
永和5年は政情不安であったらしく、「この鐘を質に持っていかないように、もしこれに背いたならば神罰が下る」と刻まれており、このような銘文が刻まれているのは非常にめずらしい。