【令和2年11月号】~トラブル急増 修理業者編~
「暮らしのレスキューサービス」でのトラブルにご注意
トイレ、水漏れ、鍵の修理など日常生活でのトラブルの対処は、消費者自身で行うことが難しく専門の事業者に依頼することも。その一方で料金や修理内容などのトラブルの相談が多数寄せられています。
【事例1】
夜中にトイレが詰まったので、ネットで24時間対応の窓口に連絡し、登録している業者を案内された。自宅に来て便器を外し、詰まったものを取ってもらい、薬を入れて終了したが、簡易な修繕であったにもかかわらず18万円という高額な請求をされた。本当に支払わなければならないのか。
【事例2】
家の中のドアの鍵が壊れたので、電話案内に連絡し、業者の連絡先を教えてもらった。鍵の修繕を終えた後、玄関ドアの鍵の付け替えと、ドアの開閉向きの修繕を追加でお願いしたところ、修繕がすべて完了していないのに、51万円もの高額な請求を受けた。金額はすでに支払ってしまったが、高額すぎる。
ひとこと助言
料金は言われた通りではなく、サービス内容などを十分に検討して
インターネット広告などを見て水づまりや水漏れの修理をしてもらったところ、予想外に高額の料金を強引に請求されるというトラブルが多発しています。交換する必要のない部品までそっくり交換したり、不要な工事までして高額の請求をされることがあります。修理工事について消費者側に知識が乏しい上、いったん修理がされてしまうと当初の不具合の状況がわからなくなってしまうため、どうしても業者ペースになりがちなようです。
緊急を要するトラブル発生に備え、事前に情報を収集、信頼できる業者を選びましょう
水づまりなどの突発的な事故の場合、動揺してしまいがちですが、落ち着いて元栓やバルブをしめるなどの応急措置をとりましょう。自分で直せるような場合もあるので、分かる範囲で原因を確認しましょう。応急措置後、市の窓口などに連絡し、信頼できる指定業者を紹介してもらいましょう。 夜間や休日でも対応してくれる信頼できる業者について、日頃から情報を得ておくと、いざというとき便利です。
消費者から呼んだ場合にはクーリング・オフできないことも
消費者から業者を呼んだ場合、原則としては特定商取引に関する法律の一部が適用されない(クーリング・オフができない)可能性が高いので注意が必要です。万一、業者から納得のいかない請求をされた場合、あわてて支払う前にセンターに相談して下さい。
※困ったときは悩まず、洲本消費生活センターにご相談ください。
(消費者ホットライン188 直通電話 22-2580)