犯罪被害への理解を深めましょう
犯罪被害者等への理解を深めるために
犯罪被害は、いつ誰におきるかわかりません。
犯罪被害にあわれた方や、その家族・遺族の方(犯罪被害者等)が、被害から立ち直り、地域において再びおだやかに暮らせるようになるには、地域の皆さんの理解と配慮、協力が重要です。
犯罪被害にあうということについて、一度じっくり考えてみてください。
犯罪被害者やその家族・遺族が受ける苦痛とはどんなものでしょう
犯罪からはさまざまな被害が生じます。怪我を負ったり、最悪の場合には生命を失い、その家族はかけがえのない人を失うことになります(一次的被害)。被害後、周囲とのかかわりの中で、さらに傷つけられてしまう二次的被害に苦しめられます。
心理的苦痛
事件の記憶がよみがえったり、怒りや不安をおさえきれなかったり、日常生活に支障をきたします。
身体的苦痛
からだや心に大きなダメージを受け、その後長い間、後遺症に苦しみ、最悪の場合は、生命を失ってしまうこともあります。
経済的苦痛
財産が失われたり、治療のための医療費や裁判の費用が必要となるなど、想定外の負担がのしかかります。
社会的苦痛
周囲の無責任なうわさや興味本位な質問、配慮のないマスコミの取材、報道などで、誰も信じられなくなってしまいます。
良かれと思って言った言葉で、相手を傷つけてしまうことも・・・
人それぞれ、被害の状況は異なります。回復を求める言葉や努力を促す言葉は、被害者に負担をかけることが多いので、注意が必要です。
不適切な言葉 |
犯罪被害者等の心理 |
---|---|
早く忘れて |
忘れることなんかできない |
頑張って |
これ以上頑張れない |
辛いのはあなただけではない |
誰かと比較しないで |
もう少し注意していればよかったのに |
私が悪かったの? |
いつまでも泣いていたらダメ |
だからどうだっていうの |
◇被害者の立場を思いやり、言葉が見つからないときは、静かにそばに寄り添い、見守ってください。
あなたにもできることを考えてみましょう
犯罪被害者等が傷つき苦しんでいるとき、周囲の人の支えが大きな助けになります。
被害者を孤立させることなく、被害者の怒りや悲しみを理解し、支えになってください。
日常生活
家事や買い物、子供の世話など負担を減らす
話し相手
親身になって話を聴いて孤立感をやわらげる
付き添い
一人では心細い、警察・裁判所へ付き添う
見守り
気にかけ見守りながらも、今はそっとしておく
※ただし、あなたがしてあげたい気持ちと、被害者が望んでいることは、違うかもしれません。その時は、自分の気持ちを押し付けないで、相手の気持ちを尊重してください。
その他
洲本市犯罪被害者等支援条例や相談窓口については市ホームページ「洲本市犯罪被害者等支援条例」をご覧ください。